総評 | 今回もたくさんの力作を拝見しました。その中でも世界中を席巻しているコロナ禍に関連付けた作品が多く見受けられました。コロナ禍はワクチンの接種が進むにつれて収束する希望が見えてきましたが、交通事故はひとりひとりの心構え以外に有効な手段はありません。最優秀作と優秀作は、「車間距離を取ることの重要さ」と「スピードの出し過ぎの怖さ」そして「早めの点灯の大切さ」を表現したものを選びました。それぞれ「さわやかな風吹き抜ける」「コロナより怖い」そして「早めのライトオン」など具体的で分かりやすい表現によって訴える力が強くなっています。多くの人の心に届いて安全運転に徹していただけることを祈念しています。 |
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最近のニュースで目につくのは「煽り運転」や車間距離を取っていないための追突事故です。特に大都市近辺の高速道路や環状道路で目立つのは、気忙しい日常に追われて余裕を失くしている人が多い所為なのかもしれません。前を走る車との距離は心の余裕を表しているとも言えます。車間を空けると心にも「爽やかな風」が吹き抜けるでしょう。
昨年から世界中を恐怖に陥れている新型コロナウイルス禍ですが、ワクチン接種によって収束に向かう希望が出てきました。 しかし、スピードの出し過ぎに効くワクチンなどはありません。私たちひとりひとりが交通事故の恐ろしさをしっかり胸に刻み込んで「速度を控え目にする」など、安全運転に徹することしか事故を絶滅する道はありません。
夕暮れ時は人の姿が見えにくくなります。「たそがれ」の語源は「誰そ彼」ですが、事故が多い危険な時刻でもあり「逢魔が時(おうまがとき)」とも言われています。人の姿だけではなく車も見にくくなります。早めのライトオンは通行人や自転車に危険を知らせるためでもありますが、自分の心を引き締めて「安全運転に徹しよう」という心構えでもあります。
応募期間:2021年4月6日~5月6日
応募総数:24,517句
作品選定:一般社団法人 全日本川柳協会、一般社団法人 東京指定自動車教習所協会
なお、『交通安全 川柳コンテスト』作品の著作権は、一般社団法人 東京指定自動車教習所協会に帰属いたします。
また、応募者、受賞者の個人情報及び選考の経過等は公表できませんのでご了承ください。
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